夏休みのバイト。子供の歯科検診の様子

今は夏休みで先生たちが大部分休みなので、代わりに学生がバイトをしています。
私も歯科助手としてですが、毎日7:30から17:00まで働いています。

学生はサマージョブとして歯科助手として働きますが、一部の卒業間際の学生は仮免をもって歯科医師としても働くことができます。私が今アシストしている人はウメオ大学在学中でTermin9に通う、来年1月卒業する学生さんです。
(Terminは学期の意味で、1テルミンは半年です。秋始まりだと、秋8月くらい~冬1月くらいがテルミン1、1月~6月がテルミン2になります。歯学部はテルミン10で卒業です。)

卒業していないのになぜ歯科医師として働けるかというと
まず、スウェーデンには国家試験がなく大学を卒業すると免許がもらえるのですが大学によっては最後の学期などに仮免で歯科医師としてバイト(実習)することができるのです。
仮免なので、歯科医院内では資格をもっている人と一緒に働かなければいけないのですが業務は通常の歯科医師と同じです。

4歯科大学中ウメオ大学だけが春から始まり、卒業の時期も違います。

カロリンスカ、ヨーテボリ、マルメは秋から始まり夏前(6月)に卒業なので
卒業前の4, 5月の少し時間が余るときに仮免で働くのですが、ウメオは夏休みにちょうどそれができるので、まとまって働けるし、稼げるし良い経験にもなります。
さらに、就職の時期もウメオだけ違うので就職しやすいとか・・・。
歯科助手バイト組は、ヨーテボリ大学のテルミン8の学生とカロリンスカ大学テルミン8の学生。(つまり、来年6月卒業。)彼女たちは卒業まであと1年あるので歯科医師としてはまだ働けないようです。あとはスウェーデン生まれでポーランドの歯学部に通う学生。

ますますウメオに魅力を感じるようになりました。
学生のサポートも手厚いようですし、講義の内容も大学側がHPにアップロードしてくれたりでシステムも整っているようです。
私がスウェーデンに生まれていたらきっとウメオ大学を選んでいたことでしょう・・・

話はそれましたが夏の業務のほとんどが
急患と子供の検診です。
急患は子供の外傷・CRの破折・歯の破折・かぶせ物が取れた・ぺリコで
虫歯や歯髄炎による痛みで来院される方はあまり見ません。

子供の検診は、子供といってもなんと19歳と21歳・・・
もう子供じゃないだろ!という感じなのですが、なんとスウェーデンは無料で歯科に行ける年齢が引き上げられることになりました。
今までは20歳になるまでが無料でしたが、今年は21歳、来年は22歳、再来年には23歳まで引き上げられます。
1996年に生まれた人たち以降は23歳まで無料歯科が受けられるようになります!

子供は2年おきに検診を受けるのが義務になっており、義務の検診は
3歳から始まり、5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19, 21, 23歳で受けなければいけません。

それぞれの国民歯科でやり方は違うようなのですが、この義務検診は
Barn passといって10分ずつ歯科医師・歯科衛生士・歯科助手で協力してみていくことになります。
10分といっても同じ患者さんを歯科衛生士・歯科医師で診るのでだいたい20分ほど検診することができます。
そこで高リスクと判断された子供は義務検診の他に検診に呼ばれます。(だいたい1年後です。)
この検診はだいたい歯科衛生士さんに予約され、30分で口腔衛生指導をされたりします。
もちろん義務検診でカリエスなどが見つかった場合はすぐに予約を取り治療します。

それぞれの検診時にチェックする項目があるのですが、それはまた次回に紹介したいと思います。
子供は2年おきに来るので、カリエスの進行状態や口腔衛生状態の変化を経年的に見ることができるのでとても良いシステムだと思います。
レントゲン写真もあるので、2年前と比べてカリエスが進行していなければ削る必要もないですし、経過を追ってみていけます。
さらには、義務検診なので何回も無断キャンセルしたりして来院していない子供などの”虐待されている可能性”を注意してみることができます。
あまりにもキャンセルが続いたり虐待が疑われる場合には社会福祉科に相談しなければいけません。

このようなシステムはすべての住人がパーソナルナンバーで管理されているスウェーデンだからこそできることなのかもしれません。

夏真っ盛り、さらには天気も良くみんな夏休みをエンジョイしている時期なので無断キャンセルが多いかとおもったのですが、無断キャンセルも少なく、子供たちは頑張って検診に来てくれ感心するばかりです。

結構悪そうな青年がきちんと歯科検診に来て、歯について興味をもって質問したり相談しているのを見ると
さすが3歳から検診に来てるだけあって歯に関心があるように感じます。

もちろん、19歳・21歳になってくると
高校を卒業してケータイの番号を変えたり大学に入学し引っ越すこともあり
国民歯科が送った検診のお知らせメールが届かないこともよくあります。
そのような場合は、当然子供たちは来ないので私たちは待ちぼうけを食らうことになりますが・・・。その場合は電話番号を調べなおすか、手紙を送ります。
(スウェーデンではなんと、名前を入れると住所・電話番号がすぐに調べられます。お金を出すと、給料や乗っている車などもわかってしまうのです・・・。)

また詳しいことは次回に書きたいと思います!

衛生士さんへインタビューしてみました

衛生士さんは国民歯科では個人の部屋で治療をしているので
あまりかかわることがないのですが、
何人かいる衛生士さんに仕事内容やどういう風に働いているかをインタビューしてみました!

ちなみに、私は日本で衛生士さんとよくかかわる機会があったのですが、個人的にすごく尊敬しています。
私の知っている歯科医院では
歯科衛生士さんが歯周病の患者さんを担当し、検査や基本治療を担い患者さんの口腔状態の改善とモチベーションアップのために働いていたので
私の中では歯周治療と口腔衛生の鍵となる人たち、という認識でした。
しかし、日本の衛生士さんは”歯科医師のもと”でなければ働くことはできませんし、あくまで診断をして治療計画を立てるのは歯科医師の仕事でした。

歯科医師が立てた計画のもと、歯科医師の指示により
衛生士さんが患者さんと向き合いプラークコントロールやモチベーションを向上させていくというイメージで
あくまでも責任は歯科医師にありました。

スウェーデンの歯科衛生士さんは少し違うようです。
日本よりも自立して働くことができます。

例えば、定期検診に来ている患者さんの歯周病やカリエスの診断ができます。
しかし、難しい症例など衛生士さんが診断できないと判断した場合は責任を歯科医師に渡すことができます。
歯科医師は大部分の患者さんのケアと治療計画について責任があるようです。
衛生士さんは噛み合わせの診断はできませんし、外科的な処置や歯を削ったり、神経を触る処置(エンド)をしてはいけないとのことでした。

つまり、歯科衛生士さんは
予防と口腔衛生、歯周病に特化した職業であり
それに関してある程度自立して働くことができる・・・ようです。
基本治療で治せるような患者さんに関しては歯科医師がほぼ介入することなく治療が終わるケースもあるみたいです。

衛生士さんは浸麻も伝麻もレントゲン撮影もできるので
働くのに歯科医師を特に必要としません。
(もちろん外科処置が必要だったり基本治療で治らない複雑なケースは歯科医師とともに治療しますが)
来院時に、歯科医師にあわず、衛生士さんにだけあって帰る患者さんもたくさんいます。

初めての検診は歯科医師が行い、その時点で診断、治療計画、リスク判定がなされなければいけないのですが、そこから先は例えば口腔衛生状態が悪かったりペリオの患者さんは、歯科医師が歯科衛生士さんに送り、衛生士さんのもとできちんとした検査が行われ、必要に応じて衛生士さんのもとでそのまま治療が継続されます。

初回の検診時に問題がないと、18ヵ月後に検診となるのですがその時の検診は衛生士さんが見ることができます。(その次は歯科医師が検診します)
検診時に衛生士さんがカリエスを見つけたらカリエスの診断をし、歯科医師に送り歯科医師がカリエスの治療を行うというのが流れです。

今日話した衛生士さんたちは、
歯周病の専門医とあまりやっていること自体は変わらないよ!
と話してくれました。
専門医は外科処置や再生治療、インプラント周囲炎の治療、もちろん補綴もできるので
そこはもちろん違うところですが・・・

日本でよく言われる
”歯科衛生士は歯科医師のパートナー”
とスウェーデンのパートナーのニュアンスが少し違う気がしました。
スウェーデンはもう少し自立して働いているので
歯科医師と衛生士がそれぞれ守備範囲が違う専門家というか・・・

説明が難しくわかりづらくなってしまいました。
私のイメージを絵にしてみました!

なんとなく伝わりますか?
日本は歯科医師がすべてを責任を持つけれど
スウェーデンではお互いが責任をもって患者さんを治療するという感じです。
(もちろん、日本の衛生士さんだって責任重大ですが!)

もっといい説明が思い浮かんだらまた更新したいと思います!

ちなみに、私の職場には衛生士さんだったけれどやっぱり歯科医師として働きたくて歯学部に通い始めたという人たちが2、3人います。
歯周病治療と予防処置に責任をもって取り組んでいくうちにもっといろんな処置もしたくなり歯学部に通い始めたんだとか。

その一方で、歯周病治療に特化したいから歯科衛生士の仕事が大変気に入っているという人もいます。

責任重大な仕事だからこそ魅力を感じるし、さらに治療してみたくなる人もいるんですね。

日本では衛生士さんから歯科医師になる人をあまり見たことがなかったので
なんだか新鮮でした。

衛生士さんともっと話して情報を集めたいと思います!
さらに、スウェーデンに住んでいる日本人の知人が今年から歯科衛生士のコースに通うので(歯科仲間が増えるの、相当嬉しいです!)彼女からも教えてもらいたいと思っています!

 

麻酔。伝麻? 浸麻?

麻酔が嫌いな患者さんは多いかと思いますが、特に伝達麻酔(顎全体にかかる麻酔)は嫌な思い出が多い人が結構いるのではないでしょうか。

伝達麻酔といえば親知らずの抜歯と、下の奥歯の抜髄(神経を抜く治療)でおなじみですが、麻酔が切れるのも遅いし顔半分がマヒするような感じだし、下手な人にやられると(学生の時に学生同士で行いひどい目にあいました・・・)のどまで麻酔がかかってしまい飲み込むのもままなりません・・・

そして、なんとなく難しいイメージ・・・
外科の先生は得意だけど、それ以外の先生はあんまりやりたくないな…と思っている人が多いのではないでしょうか。(私だけかもしれませんが・・・)

私が働いていた病院では、なんと親知らずの抜歯も、下の奥歯の抜髄もすべて浸潤麻酔(歯の周りの麻酔)でやっていたし、それほど問題があったようには感じられませんでした。

私はエンドで働いていたにもかかわらず、急性化膿性歯髄炎で来て麻酔が全然効かなかった人に1回伝麻したくらいで、それ以外は1度も必要になったことがありませんでした。
なんなら虫歯の治療では麻酔を使わないことが結構多かったです。
(もちろん必要に応じて麻酔しますが!)

スウェーデンに来てみて驚いたのは、とにかく下顎の臼歯部の治療なら
伝麻!
虫歯を取るときはほぼ毎回伝麻、下顎大臼歯の形成も伝麻、何ならスケーリングでもたまに・・・

1日に5回は伝麻を見ます。
これ、ぜーーーーったい伝麻必要ないでしょ!というむし歯にも伝麻します。

かなり衝撃でした。

もっと驚いたのは、子供にも普通に伝麻です。
下のE(スウェーデンでは下のEとは言わず、05 か75, 85といいます)の抜歯、カリエス・・・
表面麻酔→伝麻です。

いろいろ考えたのですが、やはり根が長い・骨が緻密なので麻酔が効きにくい・・・ということですかね。
そういえば私の主人の親知らずを抜いてくれた外科の先生も
『かったいねー!硬い骨だった!』と言っていました。ただ、スウェーデンはいろいろな人種が住んでいるので一概にそうだとは言えませんが。

同僚のL先生に日本ではほとんど伝麻を使用しなかったという話をしてみると、
『実は、伝麻嫌だったんだ!もし効くなら今度浸麻でやってみる!』と言ってしばらく浸麻で治療をしてみたそうなのですが、半分半分で効いたり効かなかったり・・・と言っていたので結局患者さんが痛みを感じてしまうようなら伝麻のほうがいいかもね、という話になりました。

スウェーデンの歯科医師は患者さんの痛みにすごく敏感で(特に子供には!)、痛みは歯科恐怖症のもとになるので痛みを最小限に抑えようとしています。
子供の扱いはかなり丁重で、子供が嫌だと言ったり泣いたらすぐに中断して次に沈静をかけて治療します。とにかく歯科恐怖症を増やさず、歯科に嫌なイメージを持ってほしくない!ということでそのような対応になっています。
(これも面白かったのでまたブログに書きます!)

痛みが出て嫌な思いをするなら、麻酔が効きすぎてしまったとしても痛みがないほうがいいということなのでしょうか。

それほど深くないカリエスに伝達麻酔をするのは抵抗がありますが、
症例を選んでやっていきたいと思いました。

さてさて、麻酔関係で私がいいな、と思ったのはこちらの麻酔キット。
その名もUltra safty Plus。これはカロリンスカでも国民歯科でも使っています。

針刺し事故をかなり減らせるのではないでしょうか。
下はYoutubeの紹介動画です。

日本でもきっと同じようなシステムがあると思うのですが、どうでしょうか。

さらに、スウェーデンで働き始めてから初めて見たのが
The wandという麻酔システムです。

ワンド
機械を使って、麻酔薬の注入速度と圧力をコントロールできるようです。
(おそらくオーラスターなどと変わりはないように思いますが、ペン型なのでやりやすそうです。)

調べると日本でも使用している先生方がいるようでした!

麻酔一つとっても国によって違うところがあって、比べるのが楽しいです。

スウェーデンの歯科助手

私は今歯科助手として働いていますが、やれることの多さに驚いています。
日本とスウェーデンでの違いを気づいた範囲で挙げてみたいと思います。

まず、日本の歯科助手は
アシストや診療の準備、受付などをしてくれる心強い歯科医院のスタッフですが、

歯科の知識がなくても(もちろん働きながら学ぶようですが)経験がなくてもできるようなイメージです。
現在では事務業務などには専門的な知識を必要とすることから、通信の歯科助手のコース診療補助や検定や講習などが行われているようですが国家資格があるわけではありません。

はっきりとした業務内容を定める法律はないようですが
”患者さんの口の中に自分の手を入れる行為や口に触れる行為”は違法だと判断する場合が多いようです。
例えば
・スケーリング
・レントゲン撮影のセッティング、レントゲン撮影
・麻酔
・補綴物のセット
・歯を削る行為
・印象
・咬合採得
・フッ素塗布
・歯ブラシ指導
は違法としてみなされ、バキュームでアシストすることの可否でさえ意見が割れているみたいです。

カルテの管理や会計も行うため歯科医療事務と呼ばれることもあるようです。技能認定振興協会が実施している歯科医療事務管理士に合格することで資格を習得することができます。また日本歯科医師会が制定した歯科助手資格認定制度は、各自治体の歯科医師会にて行われる講習会に参加することにより、歯科助手の認定資格を取得することができます。

(参考にしたページ:http://sikaeiseisi.jp/d01shikajoshu.html)

スウェーデンではではどのような人たちが歯科助手をしているのでしょうか。
歯科助手は大学教育ではありませんが、Yrkeshögskola-utbildning (職業専門学校教育) を取ることができます。卒業すると職業専門学校の証明がもらえるとのこと。
通信と通うコースがあり、1年半勉強するようです。

授業の内容は

Termin 1 (1学期 半年)

  • Anatomi 解剖
  • Administration och organisation 管理と組織
  • Material och miljö 歯科材料と環境
  • Odontologi 1 歯科学1
  • Vårdhygien och smittskydd 衛生と感染防御
  • LIA 1 歯科医院での研修

Termin 2 2学期

  • Administration och smittskydd 管理と感染防御
  • Vårdhygien och smittskydd 衛生と感染防御
  • Material och miljö 歯科材料と環境
  • Odontologi 1 och 2 歯科学1,2
  • Oral hälsa 1 口腔の健康1
  • LIA 2 歯科医院での研修

Termin 3 3学期

  • Odontologi 2 歯科学2
  • Oral hälsa 2 口腔の健康2
  • Anestesi och farmakologi 麻酔学と薬理学
  • LIA 3 歯科医院での研修

結構歯科の勉強していることに驚きました!
歯科の知識がある人たちが歯科助手をしているようです。私が歯科助手として働けている理由は、母国で歯科医師をしており歯科の知識があるとみなされたからのようです。
歯科助手の学校に通った人以外にも、歯学部生がヘルプ要員として歯科助手のバイトをしていることが多いです。
今の私のように、夏休み中に働いたり、土曜日や夜に働いたりしています。基本的な業務内容は、アシスト、診療の準備、滅菌室の管理、衛生管理、ついている歯科医師の予約の管理・・・そんな感じです。
患者さんの口腔内を触ってもOKです。
特別なコースに通った歯科助手は、伝達麻酔以外の麻酔をかけることができます。
さらに、TBIやCR充填、フッ化物塗布、レントゲンの撮影もできます。”歯を削ってはいけない”というのが基本的なルールのようです。私が働いているところでは、歯科検診の患者さんが来ると
歯医者さんは違う部屋のパソコンで患者さんの紹介状を書いたり診療計画をたてたり雑用をしており、
その間に歯科助手が患者さんを通して、健康調査票の問診、レントゲンBWを4枚とっておき、歯科医師を呼びに行くという感じです。

患者さんが長引いてしまったりしたら、違う部屋に次の患者さんを通し、麻酔をかけておくなんてこともあります。

日本では、レントゲン撮影は歯科医師だけ!と厳しく言われてきたので少し驚きました。

歯科助手で特に管理業務に興味がある人は受付業務を担当します。
研修最終日に、受付に座ってみたのですが
電話の対応、歯科の保険の手続き、予約の管理、材料の注文、歯科検診への呼び出しなど様々な業務があります。
中に受付の人に担当歯科医師が遅れていることの文句を言う人もいて、対応が大変そうでした。
私が受け付けにいた日は急患の電話が多く、空いている場所を見つけて予約を取っていくのがパズルを埋めているようで面白かったです。

実は歯科助手からボスになる人も多く、今の上司も前の上司も、どちらも歯科助手から責任者になったようでした。

歯科助手と歯科医師は基本的に組で働いており、担当の先生が決まっています。
私は組になる先生がおらず、いろいろな先生を回ってアシストしていたのでいろいろな先生の診療を参考にできてよかったのですが使う器具の好みややり方が微妙に違って覚えきれず苦労しました・・・。

次回は歯科衛生士について書きたいと思います!