衛生士さんへインタビューしてみました

衛生士さんは国民歯科では個人の部屋で治療をしているので
あまりかかわることがないのですが、
何人かいる衛生士さんに仕事内容やどういう風に働いているかをインタビューしてみました!

ちなみに、私は日本で衛生士さんとよくかかわる機会があったのですが、個人的にすごく尊敬しています。
私の知っている歯科医院では
歯科衛生士さんが歯周病の患者さんを担当し、検査や基本治療を担い患者さんの口腔状態の改善とモチベーションアップのために働いていたので
私の中では歯周治療と口腔衛生の鍵となる人たち、という認識でした。
しかし、日本の衛生士さんは”歯科医師のもと”でなければ働くことはできませんし、あくまで診断をして治療計画を立てるのは歯科医師の仕事でした。

歯科医師が立てた計画のもと、歯科医師の指示により
衛生士さんが患者さんと向き合いプラークコントロールやモチベーションを向上させていくというイメージで
あくまでも責任は歯科医師にありました。

スウェーデンの歯科衛生士さんは少し違うようです。
日本よりも自立して働くことができます。

例えば、定期検診に来ている患者さんの歯周病やカリエスの診断ができます。
しかし、難しい症例など衛生士さんが診断できないと判断した場合は責任を歯科医師に渡すことができます。
歯科医師は大部分の患者さんのケアと治療計画について責任があるようです。
衛生士さんは噛み合わせの診断はできませんし、外科的な処置や歯を削ったり、神経を触る処置(エンド)をしてはいけないとのことでした。

つまり、歯科衛生士さんは
予防と口腔衛生、歯周病に特化した職業であり
それに関してある程度自立して働くことができる・・・ようです。
基本治療で治せるような患者さんに関しては歯科医師がほぼ介入することなく治療が終わるケースもあるみたいです。

衛生士さんは浸麻も伝麻もレントゲン撮影もできるので
働くのに歯科医師を特に必要としません。
(もちろん外科処置が必要だったり基本治療で治らない複雑なケースは歯科医師とともに治療しますが)
来院時に、歯科医師にあわず、衛生士さんにだけあって帰る患者さんもたくさんいます。

初めての検診は歯科医師が行い、その時点で診断、治療計画、リスク判定がなされなければいけないのですが、そこから先は例えば口腔衛生状態が悪かったりペリオの患者さんは、歯科医師が歯科衛生士さんに送り、衛生士さんのもとできちんとした検査が行われ、必要に応じて衛生士さんのもとでそのまま治療が継続されます。

初回の検診時に問題がないと、18ヵ月後に検診となるのですがその時の検診は衛生士さんが見ることができます。(その次は歯科医師が検診します)
検診時に衛生士さんがカリエスを見つけたらカリエスの診断をし、歯科医師に送り歯科医師がカリエスの治療を行うというのが流れです。

今日話した衛生士さんたちは、
歯周病の専門医とあまりやっていること自体は変わらないよ!
と話してくれました。
専門医は外科処置や再生治療、インプラント周囲炎の治療、もちろん補綴もできるので
そこはもちろん違うところですが・・・

日本でよく言われる
”歯科衛生士は歯科医師のパートナー”
とスウェーデンのパートナーのニュアンスが少し違う気がしました。
スウェーデンはもう少し自立して働いているので
歯科医師と衛生士がそれぞれ守備範囲が違う専門家というか・・・

説明が難しくわかりづらくなってしまいました。
私のイメージを絵にしてみました!

なんとなく伝わりますか?
日本は歯科医師がすべてを責任を持つけれど
スウェーデンではお互いが責任をもって患者さんを治療するという感じです。
(もちろん、日本の衛生士さんだって責任重大ですが!)

もっといい説明が思い浮かんだらまた更新したいと思います!

ちなみに、私の職場には衛生士さんだったけれどやっぱり歯科医師として働きたくて歯学部に通い始めたという人たちが2、3人います。
歯周病治療と予防処置に責任をもって取り組んでいくうちにもっといろんな処置もしたくなり歯学部に通い始めたんだとか。

その一方で、歯周病治療に特化したいから歯科衛生士の仕事が大変気に入っているという人もいます。

責任重大な仕事だからこそ魅力を感じるし、さらに治療してみたくなる人もいるんですね。

日本では衛生士さんから歯科医師になる人をあまり見たことがなかったので
なんだか新鮮でした。

衛生士さんともっと話して情報を集めたいと思います!
さらに、スウェーデンに住んでいる日本人の知人が今年から歯科衛生士のコースに通うので(歯科仲間が増えるの、相当嬉しいです!)彼女からも教えてもらいたいと思っています!

 

Author: Y

2012年に都内歯科大を卒業。 その後しばらく働き、 2016年2月にストックホルムに移住。 スウェーデンの歯科に興味を持ったのは大学3年生のカリオロジーの授業のとき。 スウェーデンの歯科の実態が知りたい!

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